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ネム財団って何者?

2018.02.21

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

1月26日にコインチェックがハッキングされ
580億円ものNEMが流失して世間を騒がせました。

コインチェックは、
NEM保有者に現金で補填することを決め
事態は落ち着いてきていますね。

「創業メンバーや株主が大量の仮想通貨を保有しているのでその資金で補填するのでは?」

「だとしたら信用を自分たちのお金で買った形だね」

このような憶測が仮想通貨トレーダー界隈では飛び交っていましたが、
会社発表によると、会社保有の現金から補填するとのこと。

補填額は460億円になるそうですので、
この金額を補填できるコインチェックって凄い会社です。

どれだけ現金を持っているのでしょうか。

それはさておき、NEMの信用が上がった件について。

コインチェックからNEM流失を受けて、
NEMを発行するネム財団代表Lon Wong氏は

『私たちにできることがあれば、何でも手伝いたいと思います。』

とコメントし、積極的に協力する意向を示しています。

NEM.io財団公式サイト(https://nem.io/about/foundation/)より

なぜ、そのような心強いコメントを発することができるのか?

それはNEMの優れた設計にあったのです。

NEMの優れた設計の秘密

NEMにはMosaic(モザイク)という仕組みがあります。
分かりやすく言うと特定のNEMに「マーキング」することができるのです。

このMosaic(モザイク)という仕組み使い盗まれたNEMについて、
盗難犯のアドレスからの送金にマーキングしたのです。

流失したNEMは色の付いた「イロモノNEM」に分類されると思ってください。

NEM財団の頭脳集団 ホワイトハッカー

そして、このマーキングされたNEMを、
現在NEM財団から指名されたホワイトハッカーが追跡中です。

ホワイトハッカーとは、
コンピューターネットワークに高度な技術と知識を持ち、
その技術を善良な目的に使う技術者です。

NEM財団は腕利きのハッカーに依頼して犯人を追い詰めていくつもりです。

そして、NEM財団によると、
今のところ今回流失したNEMが換金された形跡はないとのこと。

オンライン上で犯人を追い詰めるホワイトハッカー!
映画やドラマになりそうな展開です。

ホワイトハッカー(NEM財団) VS ハッカー
勝敗の行方は?

もし、これで犯人を追い詰め盗まれたNEMを取り戻せたなら…

Bitcoinと違い発行主体のあるNEMの評価が上がる事件となる可能性があるのですね。

過去のBitcoin流失事件で「持ち主に戻ってきた」という話は聞いたことがありません。

NEMの優秀さを証明し価格を上げていくためにもNEM財団は、
本気で今回の事件に取り組むような気がしてなりません。

ホワイトハッカーは女子高生?

このホワイトハッカーは通称 “みなりん*” と呼ばれています。

“みなりん*”というネーミングとアカウント名が「JK17」であることから、
ホワイトハッカーは 17歳の女子高生ではないか とネットで騒がれています。

ですが、

みなりん*のアカウント名にある「JK17」は「女子高生17歳」という意味ではなく

「自宅警備員17年間」

という意味だそうで、
ベテランのひきこもりハッカー
意味するという驚きの情報も伝えられた。
「ameba TIMES」より引用

ということでネット上の妄想を吹き飛ばす展開となっていますね。

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